歴史の一こま scene of history 2004 3 20

 1979年、ソ連は、アフガニスタンに軍事介入をしました。
しかし、アフガニスタンは、
イスラム諸国から、テロリストを集める「テロリストの磁場」となってしまい、
こうしたゲリラの攻撃によって、多大な犠牲を払ったソ連は、
1989年、アフガニスタンから撤退したのです。
 この時、テロリストとして、活躍したのが、ビンラディンです。
ビンラディンは、テロリストの要として、アメリカが作りました。

 今は、イラクが、「テロリストの磁場」となっているようですね。
もともとは、ビンラディンとサダム・フセインは、仲が悪かったのです。
 イスラム教において、
世俗化してしまったサダム・フセインと、
熱心なイスラム教徒で、イスラム教原理主義のビンラディンが、
仲が悪いのは、当然です。
 しかし、イラク戦争によって、この2人を結びつけてしまいました。
そして、イラクが、「テロリストの磁場」となったのです。

 さて、このような国際的事件を、どう見るか。
犯罪捜査の基本は、事件によって、誰が利益を得たか。
これが、犯罪捜査の基本です。
 ソ連政府も、アメリカ政府も、
多大な犠牲を払い、大きな損失を抱えてしまい、被害者でしょう。






































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